昭和32年(1957年)日本が初めて南極観測に参加するにあたって、現地での物資輸送を目的に派遣されたのが20頭の樺太犬でした。厳寒の南極大陸でこの樺太犬たちは多大な貢献をしました。ところが翌昭和33年南極の悪天候を克服できずに樺太犬15頭が現地にやむなく置き去りにされるという悲劇が起こりました。そして、その1年後再び越冬隊が南極を訪れたとき、樺太犬タロ・ジロの2頭が奇蹟的に生き延びていたという感動的なニュースは、当時世界中に報じられました。この碑はその樺太犬の功績をたたえたもので、ブロンズ像はジロをモデルにしています。台座には南極で採取した白石が埋め込まれています。風連のクマは名寄市風連町郷土資料館に行けば逢える◇稚内市稚内公園