日本人でただ一人、世界地図に名を残した間宮林蔵と松田伝十郎が幕府から命を受け、文化5年4月13日に第1次樺太探検へ出発した地。宗谷岬から西へ3kmの国道238号線沿いの第2清浜地区に『間宮林蔵渡樺出港の地』がある。かつて間宮林蔵像もあったが宗谷岬に移転された。此地から松浦武四郎も樺太へ渡った。廻浦日誌に「此処本名はピリカトマリなるべし。其地未に向ひノツシヤフ岬と対して其湾内一澗となる。其澗内暗礁多くして出入りの船は至て容にくし。然れども海底一面の平暗礁なるが故に、其ピリカトマリに入る時は如何なる風波も障ることなし」と。◇稚内市第二清浜